矯正歯科治療中の歯磨き方法｜茅ヶ崎市の歯医者、東海岸みなみ歯科クリニック
矯正歯科治療中の歯磨き方法
矯正歯科治療を始めると、歯並びが整うだけでなく、歯磨き方法にも注意が必要になります。東海岸みなみ歯科クリニックで取り扱っているマウスピース矯正は、自由に装置の取り外しが可能なため、食事の妨げにならず、歯磨きもきちんと行えますが、では、どうようにケアをしたらいいのでしょうか？本日は、マウスピース矯正治療中にお悩みが多い”歯磨き“についてお伝えします。また、歯磨きが難しい時の対策についてもご紹介します。
矯正歯科治療中の歯磨きの重要性
矯正歯科治療中は、お口の中を清潔に保つことが大切です。特に、毎食後には食べかすや歯垢をしっかりと取り除き、マウスピースを装着する前に歯磨きを行うことが重要です。
マウスピースを装着していると、唾液や水が食べカスを胃へ流すことが難しくなります。そのため、食べかすが口の中に残りやすくなります。また、アタッチメントや歯と歯の間に食べかすが残ると、歯の移動を妨げる原因となり、矯正治療が計画通りに進まない可能性があります。さらに、歯磨きを怠ると、食べかすに含まれる細菌がマウスピースと共に歯に付着し、虫歯のリスクが高まります。大きな虫歯になると、冠や詰め物による治療が必要となるかもしれません。
詰め物の種類によっては、歯の形が大きく変わることがあり、その場合、マウスピースのデザインを変更して新たに作り直す必要が生じます。これにより、矯正治療の期間が延びるだけでなく、追加の費用が発生する可能性もあります。
このように、マウスピース矯正治療中の歯磨きは、治療の成功と口腔内の健康を保つためにとても重要です。
矯正歯科治療中の歯磨きで注意したい点
食事前にマウスピースを外す
食事の前には、マウスピースを必ず外しましょう。マウスピース装着したまま食事をすると、マウスピースが破損したり、変形や変色を引き起こしたりする原因になります。自宅での食事でも外食時でも、食事前には必ず矯正装置を外し、専用のケースに保管しましょう。ティッシュに包むのは避けてください。誤って捨ててしまったり、衛生的に保てなかったりする恐れがあります。
丁寧にブラッシングを行う
矯正治療中の歯磨きは、「1日3回」を目安に行うのが理想です。食事の後に必ず歯を磨く習慣をつけましょう。矯正装置を装着していると、歯と装置の間に汚れがたまりやすく、通常の歯磨きよりも難しくなります。そのため、普段よりも時間をかけて丁寧にブラッシングすることが重要です。
矯正用の歯ブラシを使う
矯正治療中の歯磨きには、専用の歯ブラシやワンタフトブラシがおすすめです。これらのブラシは、ヘッドが小さくコンパクトで、通常の歯ブラシでは届きにくい場所もきれいに磨くことができます。矯正用歯ブラシには毛束が山型と谷型のタイプがあり、ワンタフトブラシは細かい隙間をピンポイントで磨くことができます。
歯磨き後はマウスピースを装着
食事が終わったら、必ず歯を磨いてからマウスピースを装着してください。お口の中のケアを怠って装着すると、マウスピースと歯の間に食べ物が残り、虫歯や歯周病のリスクが高まります。これらの問題が発生すると、治療を優先せざるを得なくなり、矯正治療が計画通りに進まなくなることがあります。マウスピース矯正は、従来のブラケット装置に比べて虫歯や歯周病のリスクを減らせるため、多少手間でも歯磨きをしてから装着するよう心がけましょう。
矯正歯科治療中に歯磨きができないときの対処法
マウスピース矯正中は、毎食後に歯磨きをするのが理想ですが、外出先では難しいこともあります。しかし、歯磨きができないからといって、食後にそのままマウスピースを装着するのは避けるべきです。これが治療を遅らせる原因となるためです。どうしても歯磨きができない場合は、次の方法でお口の中の汚れを取り除きましょう。
水で口をゆすぐ
口腔ケアアイテムを持っていない場合は、水で口をゆすぐことが有効です。頬を動かして口内を洗浄する「ぶくぶくうがい」を行えば、お口の中に残った汚れや食べかすをある程度取り除くことができます。ただし、水だけでは歯垢（プラーク）を十分に落とすことはできません。あくまで一時的な対策として、できるだけ早めに歯磨きを行いましょう。
マウスウォッシュの使用
歯を磨く場所や時間がない場合は、マウスウォッシュが便利です。マウスウォッシュで口をすすぐことで、一定の汚れを洗い流すことができ、不衛生なままマウスピースを装着するのを防げます。最近では、携帯用のボトルタイプや、一回ごとに小分けになったタイプが販売されています。ドラッグストアやコンビニでも手に入るので、急な外食時でも安心です。
歯磨きシート
歯磨きシートは、歯の表面の汚れを拭き取るための便利なアイテムです。ウェットシートのような形状のものや、指にはめて使用するタイプなどがあります。水や歯ブラシを使わなくても良いため、外出先や長時間の移動中にも役立ちます。また、子供用の味付き歯磨きシートも販売されており、矯正中のお子様にも安心して使用できます。
デンタルフロス・歯間ブラシ
デンタルフロス（糸ようじ）や歯間ブラシは、歯と歯の間の食べカスや汚れを取り除くための口腔ケアグッズです。日常の歯磨きに取り入れている方も多いでしょう。これらのアイテムは歯間の汚れを効果的に除去するため、他の口腔ケアグッズと併用することで、より効果的に口内を清潔に保てます。ワイヤーではなくゴム製の歯間ブラシは、デンタルフロスと同様に使い捨てタイプであり、外出時の口腔ケアに最適です。コンパクトなので、常にいくつか持ち歩くと安心です。
矯正歯科についてのご相談は、東海岸みなみ歯科クリニックまで
矯正中の歯磨き方法と歯磨きができない時の対策についてご紹介しました。
矯正歯科治療中も口腔内を清潔に保ち、矯正治療が計画通りに進むよう心がけましょう。
東海岸みなみ歯科クリニックでは毎月の調整時に虫歯や歯周病の予防・チェックを行っており、クリーニングで自分では取り除けない汚れや歯石を除去しています。お口の中の掃除方法やその他ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
矯正歯科治療をお考えなら茅ヶ崎市の歯医者【東海岸みなみ歯科クリニック】までご相談ください。
